バカ者から生まれたプロジェクト④

バカ者から生まれたプロジェクト④

測定器プログラミングプロジェクト
渡邊 大裕(2007年入社)

プログラマーとして誰よりも信頼を集める男

2007年入社の渡邊は、主に測定器のプログラミングを担当する技術者だ。測定器は様々なメーカーから販売されているが、そのままの状態で目的の測定が行えるとは限らない。別の測定器と組み合わせたり、カスタマイズを施すことで初めて、求める測定が可能になる。そしてその際、必要不可欠なのがソフトウェアのプログラミングなのだ。既存のコードを調整したり、追加したり。この分野でもっとも信頼されているのが、この渡邊という男なのである。

「プログラムというのは、機械とのコミュニケーションツールなんです。人間で言えば、日本語とか英語とか、そういうものと同じ。だから、こちらがやってもらいたいことを、機械ががわかるような言葉で伝えてあげる。日本語にも英語にも文法があるみたいに、プログラミング言語にもルールがあって、それさえ守っていれば、ちゃんと機械はわかってくれます。ルールに則って、伝えたいことを伝える。それだけのことなので、別に難しいものではないと思うんですけどね」

昔から、物事の道理や仕組みを理解するのは得意だった。どんな機械でも、マニュアルを読まなくてもある程度動かせてしまうというから驚きだ。

 

受託測定ビジネスを広げた、対応力の高さ

渡邉について、前沢には忘れられない出来事があると言う。
「ウチはお客様立会いのもと実験をすることも多くて、そのときもお客様が来ることになっていました。ただ、その実験で使う機械が何をどうしてもうまく動かないんです。時間はどんどん過ぎて、あと2時間しかない!って。もうパニックですよね(笑)。とにかくどうにかしなきゃって本社に電話して、ナベちゃん(渡邉)に泣きついたんです。今すぐタクシー飛ばして来て!って(笑)」
詳細もわからぬまま技術センターに呼び出された渡邊だが、エラーの原因を即座に見抜き、素晴らしいスピードで問題を解決してしまった。
「聞いたことのないようなへんてこりんな装置でも、そのソフトウェアで使われている言語さえわかれば、ナベちゃんがどうとでも動かしてくれますから。そういう意味では、ナベちゃんがサンケイの受託測定の幅をかなり広げてくれましたね。ウチには欠かせない人材です」

 

「コミュニケーション」の重要性

プログラミング言語を機械とのコミュニケーションツールとして認識する渡邊は、対人間のコミュニケーションにおいても丁寧だ。それは言葉遣いや振る舞いだけでなく、相手が何をどう実現しようとしているのか、なにが問題でそれができていないのかを正しく理解することでもある。

「機械だって、その構造や構成を無視してこちらのやりたいことだけを押し付けても、ちゃんと動いてはくれません。だから、自分がこれから動かそうとするものを正しく理解することはとても大切なんです。どういう順序でどういう命令で動いているのか、それを解きほぐして初めて、じゃあ新たな命令はここに入れればいいな、この記述はもういらないなということがわかってくる。人間も同じですよね。自分の要求だけ言ってたら、多分うまくいかないんじゃないかな(笑)」

新たなビジネス、という意味でも、渡邊は重要な立場だ。日々、顧客と直に接することの多い前沢は言う。

「受託測定をやっている会社は他にもありますが、<測定しました、結果はこれです。以上>という所がまだまだ多い。測定をお願いされているんだから、その結果がよかろうが悪かろうがそこはタッチしない、というスタンスですね。それはそれで間違ってはいない。でもウチの場合、もちろん出た結果は正確に伝えた上で、<こういう結果が出たのはこういう原因が考えられます。それを解決するにはこういう方法があります>と、課題解決にコミットした提案をします。加工技術などのハード面でもそうですし、ソフト面でもウチはナベちゃんがいますから。もっともっと多くのお客様に価値を提供できると思います」

それを聞いて渡邊はどう思うのだろうか。

「うーん、まあ、僕は言語を使ってコミュニケーションしているだけなので(笑)。機械にしろ人間にしろ、ちゃんと理解した上で話せば、きっと伝わるんですよ」

 

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