ものづくりで大事なことは何か?それはとてもシンプルだった。突き詰めてみるとそれは人間力であり、仕事の基礎と基本ともいえる。長年ものづくりに携わってきた2人の経営者がものづくりを通し仕事の本質に迫ります。

FUTURE TALK 03
「ものづくり」における
しくみ創りとは
合同会社 アイティ・マネジメント研究所 代表
高木 徹 氏
TORU TAKAGI

合同会社
アイティ・マネジメント研究所
代表 高木 徹
大手ITベンダーに入社。トヨタ自動車のシステム案件の開発を行うと同時にトヨタ生産方式の指導を受けソフトウェア開発にトヨタ生産方式を導入することを試行。2006年 トヨタ自動車に出向。出向終了後、その経験をベースに自社内のシステム部門、営業部門にトヨタ生産方式を導入すべく自律改善プロジェクト推進。2010年同社を退社後、豊田マネジメント研究所の副社長。トヨタ流のマネジメントを世界に広めるべく、アメリカの大手航空機メーカーをはじめ中国・韓国と多くの企業を指導。海外での経験から日本企業のこれからを見据えて、2018年 Woven Work DesignをDXに向けて新たなコンセプトとして体系化し、合同会社アイティ・マネジメント研究所を設立。「職場が生き生きとした状態で既存ビジネスの生産効率を上げて新規事業に投資できる企業体質に変えること」を目指して日々活動を行っている。

株式会社 サンケイエンジニアリング
代表取締役社長 笠原 久芳
琉球大学理学部海洋学科卒業。西武百貨店入社。1989年サンケイエンジニアリング入社。金属加工経験ゼロではあったが、NC旋盤等の工作機械を購入し独自に製品を創り始める。1996年に初代技術センターを立ち上げる。2004年代表取締役社長に就任。現在のサンケイエンジニアリングが掲げている「電気測定の、119番」の基礎を確立。2014年にSankeiEngineering(Cambodia)Co.,Ltdを設立。海外製造の第一歩を踏み出す。2022年5月、山梨県北杜市に未来のものづくりセンターとして「M&T BASE HOKUTO」を建築。同時に「日本の中小製造業を世界の中核へ」というMISSIONを掲げ、未来へ向けて始動する。
TALK 01
トヨタ流マネジメントシステムとは?
しくみを憎んで人を憎まず。
管理型ではなく、
自立・自律型でアウトプットを出すしくみとは?
TALK 02
これからの日本式経営を考える
カイゼンは生産性向上、ではない。
それは互助活動である。
海外企業がお手本とした、
日本文化に基づいた日本式経営とは何か?
TALK 03
仕事の基礎と基本とはなにか?
測れないものは創れない。
見えないものはカイゼンできない。
コミュニケーションはとれないもの。
モチベーションは不確定なもの。
仕事において本当に必要なものはなにか?
TALK 04
企業のカルチャーを創る
共通言語化をして価値観を共通化する。
そして企業の軸と基盤を創る。
これこそが企業成長の重要な鍵になる。