合理的な評価と挑戦を歓迎する環境で描くワクワクする未来

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2025.07.15
#経営企画#転職

大気化学の研究から製造業の世界へ。異分野転身でありながら、入社4年目を迎えた今もなお「ワクワク」し続ける理由とは何なのでしょう。化学系大学院出身のY.S.さんに、サンケイエンジニアリングでの実体験と成長、そして就活生へのリアルなアドバイスを聞きました。

 

幅広い業界を見る中で見つけた「本音で向き合ってくれる」企業

――大学院での研究と、その後の就職活動での企業選びの軸を教えてください。

大学院では化学を専攻し、大気化学・環境科学の研究をしていました。具体的には、大気中の物質が地球温暖化や大気汚染にどのような影響を与えているのか、その発生経路や滞留状況を解明する研究です。高専時代からシミュレーションモデルの構築に取り組んでいて、実際に大気を測定する装置も自分で作っていました。身近な環境問題でありながら、目に見えない物質の動きを追求していく面白さに魅力を感じていたんです。

ただ、就職活動では化学分野に限定せず、幅広い業界を見ていました。研究を通じて様々な分野に少し素地を得ていたからです。シミュレーションではプログラミング言語を書く必要がありましたし、測定装置は市販品がないので電気や機械について調べて自分で作りました。そうした経験から、どんな分野に入っても楽しく仕事に取り組めるだろうと感じていました。ですから、化学メーカーはもちろん、食品、インフラ、自動車など、本当に幅広い業界を見ていました。

――その中で最終的にサンケイエンジニアリングを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

一言で表現すると「ワクワクするフィーリング」ですね。しかし、そのフィーリングにも明確な理由があります。

大小さまざまな規模の会社を見せてもらいましたが、他社と決定的に違ったのは、一人の人間のこれからの人生を左右する決断として、真摯に向き合ってくれたことです。サンケイエンジニアリングの採用過程では、実際に働くことになる上司や同僚になるであろう人と、直接現場で話す機会が多くありました。「この人が上司になるんだろうな」「この人と一緒に仕事をしていくんだろうな」という具体的なイメージが描けたんです。

さらに印象的だったのは、会社の現状と未来のビジョンについて本音で話してもらえたことです。「会社には今こういう弱点があるが、こういった方向に進んでいきたい。だから君に手伝ってもらいたい」と率直な話を聞いて、「やってやろう」と、ワクワクする気持ちに一気に火がつきました。

人間関係の距離感も絶妙でした。アットホームすぎず、ドライすぎない。やるべきところはきちんとやって、そうでないところは適度な距離を保つ。その絶妙なバランスが、自分の性格に合っていると感じました。

明快な評価軸と「失敗も経験」の文化が生む安心感

――現在はどのような業務を担当しているか教えてください。

経営企画部の未来創造チームで、FA(ファクトリーオートメーション)推進を担当しています。簡単に言うと、工場で手作業で行っている工程を機械に置き換える仕事です。例えば、作業自体は簡単だけど機械に材料をセットしてボタン押したら製造している数分間待機する空白が生まれてしまうような効率の悪い作業や、そもそも作業自体が難しかったことを装置に置き換えることで、効率性や製品の品質向上を図っています。

メカや電気の設計をすべて自分たちで行い、装置を作り上げています。チームは私を含めて3人。その分一人ひとりが幅広い領域をカバーしています。

――入社時は研究開発部門にいたそうですが、部署移動に対してはどのように感じましたか。

全く抵抗はありませんでした。私は基本的にどんな仕事でも楽しくやれるので、研究開発も面白かったですし、今のFA推進も同様に刺激的です。

重要なのは、仕事の内容そのものよりも、会社として挑戦的な姿勢を持っていることです。大きなミッションを掲げている中で、まだできていないことがたくさんある。そこに対して「やってやろう」という気持ちになれることが、私にとってのワクワクの源泉なんです。

――入社後も「ワクワク」は継続していますか。また、どのような点で働きやすさを感じますか。

継続していますし、むしろ期待以上です。働きやすさについては、評価軸が明快である点が素晴らしいと思います。

会社としてのゴールが明確で、そこに向けての基準がしっかり決まっています。その基準を満たしたかどうかが評価の判断材料であり、それ以外の要素が入り込まないんです。例えば私の担当している装置であれば、「求められた機能を満たした装置ができたか、できていないか」、シンプルにそれだけです。

上司のご機嫌取りなどの余計な人間関係のしがらみがないので、非常に働きやすく、成果の見えやすい環境だと感じています。

また、失敗に対する対応も明快です。私たちは基本的にゼロからイチを作り上げる仕事をしているので、当然失敗もあります。でも会社は「それも経験」という姿勢で受け止めてくれるのです。これは甘いということではなく、非常に合理的なんです。失敗することで「この方法はできない」ということが明らかになり、それは一つの進歩だからです。大学院での研究も同じ考え方でした。そういう文化があるからこそ、安心して新しいことに挑戦できています。

ただし、上司からは失敗を受けての改善策を持つようにとはしっかり言われます。失敗した理由を分析し、次はどうすべきかを考える。当然、やりっぱなしは良くないという姿勢です。

就活のコツは、「リアル」を見て自分の判断を信じること

――入社してから、自身の成長を感じる点はありますか。

元々楽観的な性格でしたが、さらに良い意味で楽観的になりました。失敗に対して適切な距離感を保てるようになった。どこが勘所で、本当にダメなラインはどこなのかといったことを理解できたおかげで、「全てを完璧にしなければならない」という思い込みから解放されました。これは、ゼロイチの仕事をしているからこその環境と、それを受け入れてくれる社内の雰囲気があってこそだと思います。

――今後はどのようなキャリアを描いていらっしゃいますか?

実は、明確なキャリアプランは描いていません。ただ、マネジメントよりも実際に手を動かすプレイヤーでいたいと思っています。「やっておいて」と指示を出すより、「一緒にやろう」と言える関係性を保ちたいですね。

FA以外の分野、例えば同じ未来創造チームが手がけているDXや社内のデジタル化、経営の見える化などにも興味があります。いろいろな形で連携していけたら面白いなと思っています。

――化学系を含む理系学生や、サンケイエンジニアリングに興味を持つ就活生にメッセージをお願いします。

まず化学系の学生さんには、可能性の広さを知ってほしいです。化学の募集がある分野は本当に幅広く、様々な業界で求められています。実際、私の同期もいろいろな分野で活躍しています。

すべての就活生に共通して伝えたいことは、可能な限り「リアル」を見てほしいということです。実際の職場、働く環境、そこで働く人たちと直接話をする。そして、自分の本音をぶつけて、相手も本音で返してくれるかどうかを確認することが重要です。

私は就職する側と会社側は基本的に対等でありたいと考えていました。「雇ってやる」という上から目線の会社には絶対に行きたくありませんでした。だからこそ、リアルな話をして、本音で向き合ってくれるサンケイエンジニアリングの誠実さに魅力を感じたんです。

インターネットの情報や先輩の話は参考程度に留めましょう。最終的には自分の目で見て、聞いて、感じたことを信じてください。先輩と自分は違う人間ですから、同じキャリアを歩むわけではありません。

最後に、学生時代にしかできないことを思い切り楽しんでください。長期休暇に海外旅行に行ったり、仕事に関係ない資格の勉強をしたり。社会人になると、そういう自由な時間はなかなか取れません。「外に、外に」というマインドでいろいろなことに挑戦してみてください。

【プロフィール】

イニシャル:Y.S.

2022年入社、現在4年目。化学系大学院修了。大気科学・環境科学を専攻し、大気中物質の動態解明研究に携わる。高専時代からシミュレーションモデル構築や測定装置の自作に取り組む。入社後は研究開発部門を経て、現在は経営企画部未来創造チームにてFA(ファクトリーオートメーション)推進を担当。設計から装置製作まで一貫して手がける。

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実は業界未経験者、非理系出身者が多数在籍している サンケイエンジニアリング。ちょっと変わったところが 多いがゆえに、見る・聞く・触るの体験を大切にしています。

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