「自律」によって成り立つ自由と寛容。そしてルール無き管理とは

CULTURE & ESSENCE
2026.03.02
#新卒#自律#転職

サンケイエンジニアリングの哲学に迫る連載インタビュー。第3回では、「残業は利益の目減りである」という考えのもと、時間ではなく成果で評価する働き方の本質に迫りました。その根底にあったのは、「社員の報酬は、会社が生み出した利益の分配である」という考え方でした。

今回は、その徹底した成果主義を支える土台として、一見相反するように見える「ルール無き管理」というテーマを掘り下げます。服装、上下関係、遅刻――多くの企業が厳格なルールで縛るこれらの要素に、サンケイエンジニアリングは驚くほど寛容です。しかしそれは、放任でも無秩序でもありません。「自律=自己コントロール」ができるからこそ成り立つ「自由」なのです。規律なき自由ではなく、自律に裏打ちされた自由。その本質に迫ります。

――「ルール無き管理」と聞くと、厳しいのか、ゆるいのか、どちらなのだろうと戸惑います。実際のところ、どうなのでしょうか?

正直に言えば、どちらも正しいです(笑)。私達は仕事において、「守るべきものは厳格に守る。気にしなくてよいことは、気にしない」という明確な線引きを実践しています。

例えば、アウトプットの質を高めるという、仕事の基礎・基本については、非常に厳しい。一方で、遅刻や服装、上下関係といった、仕事の本質とは関係ない部分については、比較的ゆるやかです。「基礎・基本に厳しい」と聞くと、すべてにおいて厳格な会社を想像してしまうかもしれませんが、そうではありません。

なぜそのような線引きが可能なのか。それは、「仕事の基礎・基本」ができている人は、「自律=自己コントロール」ができている人だからです。自律できる人は、より良いアウトプットを、間違いなく出すことができます。

――その「自律できる人」とは、具体的にどのような人を指すのでしょうか?

自らの思考と行動を、意思と責任に基づきコントロールすることができる人ですね。つまり、当たり前以上の品質基準でアウトプットを出すことができる人です。仕事を進める過程で、手を抜かない、嘘をつかない。「これでもか」と思うほど考え抜く。これらのことを当たり前のようにやり続ける人、そのやり方が身についている人、といえます。

言い換えれば、アウトプットを出す過程で、逃げない、裏切らない人ともいえます。だからこそ、お客様や同僚も含め、あらゆる組織と人との間に、揺るぎない信用・信頼を築くことができる。

サンケイエンジニアリングでは、入社後の早い段階から、この「仕事の基礎・基本」の教育を徹底しています。社員全員が「自律=自己コントロール」できるよう、土台から育てているのです。

その結果、細かなルールやペナルティを定める必要がなくなる。信用・信頼が築かれていれば、たまの遅刻や多少のラフな恰好で仕事をしていても、目くじらをたてることはありません。ゆるいところはゆるい、という状態が、合理的に成立しているのです。

――より良いアウトプットに執着できるのであれば、多少のことは許容される。そういうことですね。

その通りです。より良いアウトプットを出すためには、上下関係なく、ダメな事はダメと言う。必要であれば意見を対立させても、自分の考えを伝え、相手の考えを確認する。そこには上下関係など、考える必要はありません。むしろ、考えるべきではないとすら思っています。服装も同様です。

そして興味深いのは、信用・信頼を築けている人=自律できている人は、時間の使い方が圧倒的に上手いことです。やるべきことに集中してやる。やらなくてよいことはやらない。これが徹底されています。

その結果、多くの仕事量をこなし、幅広い業務に対応でき、かつ残業も少ない。つまり、生み出す売上と利益も大きくなります(第3回参照)。だからこそ、多少の遅刻も許容され、手に入る自由度がさらに高まっていく。そういう好循環が生まれているのです。

――「管理は不要」でありながら、「利益は最大化」される。良い仕組みですね。

はい。そもそも「管理」や「ルール」と聞いただけで、窮屈で息苦しく感じませんか。
私たちも、どうでもいいこと、つまり仕事の本質と関係ないことで、社員を縛りたくありません。組織内では、可能な限り自由を維持したいと考えています。

自律できている社員は、「本当に必要なことは何か」を自ら考え、主体的に行動し、結果として高い成果を生み出してくれます。自律が先か、管理が先か。これはコロンブスの卵のような話になりますが、私たちは管理を強化することよりも、自律できる社員を育てることに注力しています。

だからこそ、入社初期における「仕事の基礎・基本の教育」は、厳しく、緻密に実施する。そのうえで、ルール無き管理という組織の在り方を、維持し続けたいと考えているのです。

自由・寛容の裏には徹底した仕事の基礎・基本の教育があった。

サンケイエンジニアリングの「自由・寛容という文化」は、自律した社員によって構成される組織だからこそ成り立つ文化です。それは、徹底した仕事の基礎・基本教育に基づくものでした。会社と社員の契約の本質は、「決められた時間、会社にいること」ではなく、「与えられた役割を果たし、成果を出すこと」です。それが当たり前に実行できるよう教育する仕組みがあってこそ、自由度が高い、寛容な文化が創り出されていました。

次回は、「人生において大切なものは仕事以外にある」ことをテーマにお届けします。出産や育児、介護といった、人生の大きな変化に会社としてどう向き合っているか、その具体的な仕組みと哲学に迫ります。

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